私立学校の先生になるには?
記事更新日 2024.01.28

私立学校の先生になるには?

今回は私立学校の先生になる方法をお知らせしたいと思います。
「私立学校の先生ってどうしたらなれるのか、いまいちよくわからない」という方の参考になれば幸いです。

 私立学校の先生になるには

公立学校の採用条件は、各都道府県および政令指定都市の教育委員会が行う、教員採用選考試験に合格することです。試験は自治体ごとにまとめて行われ、合格すると、各自治体のもとで働く地方公務員として管轄の学校に配属されるシステムになっています。
しかし、私立学校は各学校がそれぞれ採用するシステムになっているため、私立学校に応募する方法も様々あります。ここでは私立学校に採用されるまでのルートについて紹介します。

私立学校の先生になる2つのルート

私立学校の先生になるには大きく分けて2つのルートがあります。
1つ1つについて詳しくご紹介していきます。

スカウト型

スカウト型は学校側が条件に合った希望者をスカウトする採用方法です。私立学校では主に履歴書依託制度によるスカウトが行われています。
履歴書依託制度は、私立中学高等学校で教員もしくは事務職員を希望する方の履歴書を各都道府県にある私立学校協会に提出することで、私立中学高等学校に閲覧される仕組みになっています。採用までの流れは各都道府県によって異なりますが、大まかには、学校が登録者の履歴書を閲覧→学校が選考→学校から登録者に連絡→面接→採用という流れになります。
履歴書を依託することで学校側に自分の情報を知ってもらい、学校側が希望する条件に合う人がいた際に声をかけてもらうスタイルになっています。

就職活動型

就職活動型はいわゆる民間企業の就職活動と同様に、自分で希望する学校を探し、申し込む方法です。希望の学校を探す方法には以下の2パターンがあります。

・自分で応募する
私立学校はホームページ内に教員採用情報ページを設けている学校も多いため、各学校の教員採用情報を見て自分から履歴書を送り、面接を申し込む「自己応募」を行うことが可能です。この方法では自分の希望する学校にピンポイントで申し込むことができます。

・採用サイトを利用する
教員志望者と教員を採用したい私立学校のマッチングを行う会社のサイトに登録を行い、学校を探す方法です。登録をすると様々な私立校の求人情報・学校情報を入手できます。自分だけでは探すことができなかった学校との出会いも生まれます。採用に向けてのセミナーや講習会などを行っている会社もあり、自己応募をする時よりも多くの情報を得ながら応募することができます。

まとめ

公立学校は公務員試験に合格することで採用が決まりますが、私立学校は自分で積極的に情報を収集し、希望する学校を選択して自分で申し込むことが必要です。この点は公立学校と違った大変さがあるので、注意が必要です。
しかし、公立学校と違って私立学校は自分で希望した学校に申し込むことができるため、自分の価値観に合った学校や理想とする教育を行っている学校に就職できる可能性が高いです。
私立学校に応募する際、特に重要なのは広く採用情報を集めることです。
求人サイトによって登録している学校が異なるので、採用情報を得る際には1つのサイトだけではなく、複数のサイトに登録して、情報を得るようにしましょう。

  • 私学のお仕事ナビ│私学のお仕事を検索する