先生になるということ | 私学のお仕事ナビ

先生になるということ

学校には、多くの「先生」がいらっしゃいます。校長先生・副校長先生や教頭先生、学級担任の先生、
国語や社会科などの教科を教えてくださる先生、保健室の先生など、多くの先生方が学校を支えてくださっています。
平成17年度からは「栄養教諭」という制度ができ、給食等を通じて食育のことを教えてくださる先生がいらっしゃる学校もあります。

さて、皆さんは「どんな学校の先生」になりたいですか?

「どんな」には「働きたい学校」、「教えたい教科」や「学校での役割」の意味も含んでいます。
勉強をわかりやすく教えることのできる小学校の先生になりたいとか、
教科の専門的な内容について子どもたちの興味をかきたてるような授業ができる中学校・高等学校の先生になりたい、
子どもたちがなんでも話してくれる保健室の先生など、自分の理想とする先生の姿:教員像があると思います。

このサイトでは、まずは学校の先生になるための基本的なことを中心に説明したいと思います

求められる資質

01教育的な熱情・真剣さ

優れた教員の第一条件といえるもの。いいかげんでおざなりな態度や、口先だけ、見かけだけ、そんな教員のことは生徒のほうでもすぐに忘れ去ってしまいます。熱情・真剣さは、子どもに対する愛情と、教職に対する使命感のあらわれ。それが面倒見の良さや、厳しくも温かい対応、きめ細かい指導という形で生徒に伝わっていくのです。

そういう教員であれば、何十年たっても、懐かしく、尊敬をこめて思い出されることでしょう。

02教育的な力量

①は教員としての必要条件ではありますが、気持ちだけではやっていけないのも事実。

実際に指導するにあたって、そのための技術や手法は欠かせません。教材の活用、説明能力、テスト問題の作り方、アクティブラーニングをとり入れる等・・・教師が心得るべき技術は多く、しかもICT機器の活用など、つねにグレードアップをはかる必要があります。とはいえ、テクニックだけで良い授業ができるかといえばそうではなく、生徒の心をつかむ話し方、ひきつける迫力など、教員自身のもつ存在感も、大切な要素となります。

03総合的な人間力

教育とは、教える側の能力のみならず、人間としての生き方や、在り方も問われるもの。

生徒の心に鮮やかな印象を残すのは、授業の場を通して、自分自身の人間性をなんらかの形で表現している教員ではないでしょうか。言うまでもなく、そんな総合的人間力を身につけるには、つね日ごろからさまざまな面で自分自身を伸ばしていこうと努力する向上心が求められます。これは教職にあるかぎり、生涯にわたって追い求めていくべき目標といえるでしょう。

私学教員の魅力とは?

子どもたちと一緒に自分も成長できる!

教師という「人間を相手にする仕事」は思い通りにいかないことも多く、児童・生徒同士のけんかや学級内のいじめなどのトラブルも多々発生します。それをどう乗り越えていくか、どうすれば相手に伝わるのか、子どもたちと真剣に向き合い試行錯誤していくなかで、教師自身も人として成長していくことができます。

また頑張っている子どもたちの手本となるよう自分を律することも多く、それが人間としての成長につながります。

経済的に安定している!

私立学校の場合は学校ごとに給与体系が決まるため一概にはいえませんが、“教師あっての学校”と考える経営者が多く、雇用、待遇が安定的であることが特徴です。

基本的に経験年数に応じて昇給していくため、経済的に安定しているといえます。

総合的な人間力

児童・生徒が登校しない夏休みや冬休みは部活動の指導や研修などが入る場合がありますが、比較的長期休みがとりやすいといえます。

有給をうまく使いながら2週間ほどの長期休暇をとってゆっくり家族と過ごす、自己研鑽する、海外旅行を楽しむ方もいます。